東京人の夏富士登山 2019

登山靴じゃないとダメ?地下足袋での夏富士登山 体験記

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地下足袋かねてから思っていた疑問を晴らす為、よく植木屋さんや土木作業員、とび職の方が履いている地下足袋を使って夏富士登山に挑戦してきました。結局、脱げることも、下山道の砂深い場所で砂が入ることも無く終始し、いくつか課題はあるものの、思っていた通りの力を発揮。登山道入り口で履き、登頂して下山するまで終始着用していました。今後も夏富士登山用具のひとつとして検討したいと思っています。

以下は、登山をするようになって以来ずっと 『登山時の履物=登山靴』 と思い込んできた私が、今回の地下足袋富士登山体験をまとめたものです。

*履き方は、直接地下足袋を履いているのではなく、指ごとに先が分かれている軍足を履いた上に地下足袋を履いています。催行したコースは富士吉田口登山道・下山道。地下足袋は、ホームセンターで購入した最も安価で単純なタイプのものです。(2011/7)

体験と感想

長所

短所

結論 / アドバイス


購入の際には必ず試着をオススメします。実際に山で履く時と同じ条件で試着し、足に合う事が確認できたらその後はネットで購入するのが上手い買い方と言えます。

初めて履く人にはちょっとクッション性を疑われるかもしれないが、登山時の、特に岩登りの場面では間違いなく登山靴よりも使い易いと思う。柔らかくてしなやかな地下足袋は一歩毎の足場環境に敏感に適応し、足袋底はその時々の地面の形状に柔軟に適応してくれる。その適応幅は登山靴よりもとても広く、もともと持っていた足の運動能力を狭めることなく広く発揮させてくれる。素足に近い為、動きの自由度が高いと言える。

クッション性の低い点を補うには、地下足袋の下に草履を履くか、浅草で人力車を引く車夫が使う運動靴タイプの地下足袋がある。これは、マラソンシューズなどに使われているエアークッションが踵部分に組み込まれたもので、アスファルトの上を何キロも走る車夫の有力な道具の一つになっている。これならば下山道で使用する際には衝撃を吸収してくれるだろう。ただし、足袋底が厚くなるのだから、理屈上、素足からは多少離れることになるので、オススメは草履の脱着使用です。

問題は対水。富士山では水溜りを渡ることはまず無いが、雨が降ってきた場合に雨具を着ると、履物は雨具を伝ってきた雨水で確実に濡れるので、これをどうするか。軍足を脱いで地下足袋だけ履くのが良いと思うが、冷気に晒された場合は冷えやすいでしょう。

少なくとも、地下足袋での夏富士登山は可能です。そもそも登山靴のあの硬さは氷上を歩く際に取り付けるアイゼンを装着するのに必要な性質では?まずアイゼンを使わない夏の富士登山には不必要な性質と思います。

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